「コンセプト」とは何かというと、
広告や企画で、全体を貫く基本的な観点・考え方とか
“方向性”など言われることがありますが、
いまいちピンと来ないという人がいらっしゃいますので、
今回は、「コンセプト」の作り方についてお伝えします。
まず、なぜ「コンセプト」を作る必要があるかというと、
「コンセプト」がない広告や企画は、成功しない!と断言できるからです。
たとえるならば、「コンセプト」がない状態での販売促進というのは、
砂漠の真ん中で、方位がわからないまま、ただむやみに歩き続けるようなものです。
北へ向かっていたはずなのに、いつの間にか西や東にずれてしまい、、
といったことが起こることが想像できますよね。
目的地には到底たどりつくことはできません。
北へ向かい、ひたすらズレることなく北を目指すために必要なものは、
「方位磁石」です。
方位磁石があれば、砂漠のど真ん中に立たされたとしても、
方角を見失うことはなくなります。
そう、コンセプトというのは、「方位磁石」なんです。
販売促進の成功は、方位磁石である「コンセプト」が握っていると考えましょう。
では、コンセプト(企画の方位磁石)の作り方です。
それは、これからお伝えする3つの質問に答えることでコンセプトを作ることができます。
「お客さまは、そもそも、なぜ買うべきなのか?」
あなたが育毛シャンプーを販売しているとしたら…
お客さまは、そもそも、なぜ「育毛シャンプー」を買うべきなのか?
あなたがネイルサロンを経営しているとしたら、
お客さまは、そもそも、なぜ「ネイル」をするべきなのか?
お客さまが納得できる「答え」を用意します。
「お客さまは、なぜ、よそからじゃなく、あなたから買うべきなのか?」
育毛シャンプーの例でいうと、
よそのシャンプーじゃなく、なぜ、自社のシャンプーを買うべきか?
ネイルサロンであれば、
よそのネイルサロンじゃなく、なぜ、自社のサロンに来るべきか?
“お客さまが納得できる答え”を用意します。
「お客さまは、なぜ、今すぐ、買うべきなのか?」
あとからではなく、今すぐに買うべき理由です。
・キャンペーンをやっているから!
・在庫が少ないから!
・限定生産だから!など、
”今すぐ買わないといけない!と思わせる理由”を用意します。
販売・広告・企画のコンセプトは、こうして作ります。
3つの質問に答えましょう
1)お客さまは、そもそも、なぜ買うべきか?
2)お客さまは、よそからじゃなく、なぜ自社から買うべきか?
3)お客さまは、なぜ、いますぐ買うべきか?
この3つの答えを端的な文章に整理しましょう。
これが「コンセプト」になります。
広告では、コピーライティングが重要だと言われますが、
実は、「コンセプト」作りの方が重要なんです。
誰に売るか、どう売るかを決めるための方位磁石。
ぜひあなたも今回の「3つの質問」を活用して、売上・利益を拡大してください。