創業70年の歴史を誇るオリジナル封筒・紙袋の企画・製造・販売会社

ハガキDMデザインの重要性・読まれるハガキDMの作り方とは

TIPS

□ デザインクオリティの重要性

一般社団法人ダイレクトメール協会が行った調査によると、20代男女はDM開封・閲覧後の行動理由に「デザインクオリティ」または「興味があった、書いてある内容に惹かれた」と答えています。

もちろんメッセージに興味をもってもらうことはとても重要ですが、文字を読む前に視線に飛び込んでくるDMのデザインも開封率・反応率に大きく影響するということです。

しかしハガキDMは折込や封筒DMと比べて盛り込めるスペースが限られているため、どの情報をいれて、どの情報を省くのか、デザインの工夫が必要に・・・

さて、今日はハガキDMにおけるデザインのコツについてご案内しましょう。

 □ NとZを意識しよう?

NとZを意識するとはどういうことでしょうか?
じつはこれは人間の目の動きに関した法則のことを指しています。

縦書きの場合、日本では右から左へと文章が流れますので、右上からN字を描くように上下に視線を動かす。
そのため、右上に1番読んでほしい内容を書くこと。

一方、横書きの場合は左上からZ字を描くように左右に視線を動かすため、左上に1番読んでほしい内容を書くことが重要になってきます。

レイアウトは、このNとZを意識し、ポイントにアイキャッチをいれるなどしてデザインすることです。

目の導線に迷いがないようストーリー性をもたせることで読み手はストレスを感じることなく、自然と目で文字や情報を追いやすくなる。
その結果、書かれている内容がすんなりと頭に入るため、ハガキDMとして訴求効果をより高めることができます。

□ 引き算キャッチコピー?

人間は目にして3秒で理解できない文章には興味を失うと言われています。
つまりは読み手は頭を使うようなキャッチコピーは読みたいとは思わないということ。

書かれている情報が自分にとって有益なのかどうか、なぜDMをが送られてきたのか。
情報を詰め込まず、シンプルに短くまとめ、ひと目みて理解できるようにすることが必要です。

また、印象に残るDMを作ろうとすると自社の商品画像で情報をたっぷり載せがちですが、じつは画像が多すぎると逆効果となってしまいます。

なぜなら、画像によってすべての情報が与えられてしまうと逆に人間は関心を失ってしまう傾向があるからです。

画像は厳選して使うようにしましょう。
キャッチコピーも画像もポイントは「引き算」です。

□ 文字のデザイン・大きさ・フォントにも気を配る

漢字・カタカナ・ひらがな・英語と日本語にはたくさんの表現方法があり、読みやすい表現と視覚的な読みやすさを配慮する必要があります。

漢字ばかりのものは読みにくので全てを漢字表記せず、ひらがなや英字を使用するなどしてバランスよく整えてみてください。

文字の大きさは12ポイントが1番小さい文字でそれ以下になると読みにくいと感じる人が多くなります。
伝えたい内容は何よりも大きく、その他を小さく表示するなど視覚的なメリハリをつけることで反応率も変わってくるでしょう。

次にイメージに合わせたフォント。
文字のフォントは商品やサービスを訴求したいターゲットやコンセプトに合わせて変えることです。

・明朝体
繊細・知的・女性的・和風・まじめ・信頼・高級感

・楷書体
歴史的・礼儀正しい・伝統的

・ゴシック体
力強い・男性的・カジュアル・安定

・丸ゴシック体
ポップ・柔らかい・子供っぽい・楽しい

1つ気をつけたいのは、1通のDMのなかで使用するフォントは3種類以下にすること。
多種類のフォントを混在させてしまうと全体的に読みにくくなり、デザインにメリハリがなくなってしまうからです。

また、1文章が長すぎる。用紙の色と文字色が似ている。
これに気を配るだけでもかなり読みやすいDMになります。

□ 日本の四季を表現できる色を

人間は色によって与えられるイメージに感情的や行動的にも影響されます。
季節に合わせた色を使う、コーポレートイメージにあった色を使うなど、ハガキDMを作る際、その色選びも大切なポイントとなります

季節やイベントを想起させるDMハガキを受け取ると、季節を感じることができ、お客様にも新しい情報が得られるのではないかという期待を抱かせることが可能です。

・春ー桜のようなピンク、若葉のような淡い緑などのパステルカラー

・夏ー強い日差しの赤やオレンジ、ひまわりの黄色、空や海を連想させる青などのビビットカラー

・秋ー紅葉を連想させる赤や黄色、枯れ木などの茶色、柔らかな秋の陽のようなオレンジなどの暖色カラー

・冬ー雪を連想する白や銀、冬空のグレーなどグレイッシュカラーやペールカラー

常にDMを受取り続けているお客様に、このような色を意識することで興味をひきつつ、常に新鮮味のある見せ方を心がけてみて下さい。。


【まとめ】
いかがでしたか?!

ハガキDMの要素として、キャッチコピー・挨拶文・商品サービスの紹介・ベネフィット・オファー・問い合わせ先になります。

これらの要素の中で使えるNとZ・引き算キャッチコピー・文字の大きさとフォント・色の5つのポイントを紹介しました。

ご自身の伝えたい言葉とデザインを作り込み、あなたの熱意や想いが伝わるオリジナル・ハガキDMを作成することは難しいことですが、この5つのポイントを押さえて、反応率へとつながるDMを作成してみて下さい。

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